共同研究を希望される企業の方へ
当研究室は企業との共同研究を積極的に行っており、常時5社以上の企業と様々な業種で共同研究をしています。研究費は条件によって変動しますが、1件あたり概ね数百万円程度をいただいています。共同研究の形態は2つあります。
- コンサルティング:企業が解決したい課題に対して学術的な知見を基に適切なアドバイスを提供します。世界中の関連研究を踏まえ、その時点で最適なソリューションを提案するとともに、企業側の研究開発をサポートします。
- 双方における研究開発:コンサルティングに加えて、当研究室でも相手企業と合意したテーマについて研究開発を行います。大学院生が1名以上参加し、研究開発を進めます。ただしテーマの選定にあたっては、成果を学術論文として発表できることを条件としています。
いずれの場合も、定期的にオンラインを中心としたミーティングを開催し、双方の成果や課題についてディスカッションを行いながら進めていきます。
ゼロショット・テクスチャ異常検知
この研究は三桜工業株式会社との共同研究による成果です。
本研究は,無教師異常検出(Unsupervised AD)に関するもので、特にテクスチャ画像に焦点を当てています。通常、ADでは多くの正常サンプルが必要とされますが、提案されたゼロショット異常検出法は、正常サンプルを全く使用せずに異常を検出します。提案手法はMVTec ADデータセットの5つのテクスチャにおいて、画像レベルのAUROCが99.6%に達し、数百の正常サンプルを使用する最先端の手法(SOTA)よりも優れた性能を示しました。
今後追加予定